あんなぁ、受験の主役は誰なんか、わかってへん大人がほんまに多すぎるんやわぁ。
受験期になると、子供の成績と同じくらい深刻なんが「親の過干渉」なんよ。
これ放置しとったら、子供が精神的に追い詰められて、秋以降の大事な時期に成績がドーンと下がってしまうこともあるんやで。
今日はな、元・進学塾講師で今は埼玉でプロ家庭教師をしとるウチ、「あおば」が、親のエゴで15歳の子がどれだけしんどい思いをするかっていうリアルなお話と、「自分が異常な親になってへんか」の見分け方、それにお父ちゃんを手のひらで転がす操縦法を教えるなー。
ある受験生の悲劇
これはな、一般の埼玉の受験生の話やのうて、ウチが以前働いとった大手進学塾の講師部屋で「最悪の反面教師」として共有されたお話やねん。
ある中3の男の子がおってな。
ほんまは「自分の実力なら余裕で受かる、自転車で通える範囲の○○高校(中堅校)で、大好きな部活をのんびり楽しみたいなぁ」って、ささやかな目標を持っとったんや。
せやけど、秋口になって親御さんの「欲」が爆発して、夫婦の意見が真っ二つに割れてしもてな。
「お前の成績なら絶対に地域トップ校に行ける!〇〇高校なんて勿体ない、もっと上を目指せ!」って。完全に自分の結果主義の押し付けやんなぁ。
「トップ校にギリギリで入って落ちこぼれたらどうするん!それなら手厚く面倒見てくれる私立の特進コースに入って、大学の指定校推薦狙うべきやわ!」って。こっちは過保護と安全志向の塊やねん。
本人の「普通の高校生活を楽しみたい」っていう本音なんて見事に無視して、毎晩リビングで大喧嘩しとるんよ。
地獄の家庭教師と化したお父ちゃん
さらに悲惨なんが、お父ちゃんが「俺が家で勉強を教えたるわ」って言い出すパターンやねん。
でもな、何百人も生徒を見てきたプロから言わせてもろたら、素人のお父ちゃんの指導なんて「ママゴトに毛が生えた程度」のもんやで。
厳しいこと言うけど、これが現実や。
教えるプロっていうのは「子供がどこで躓いとるか」を見極めるんやけど、お父ちゃんは自分が昔すんなり解けた問題やと、子供がすぐ理解できへんことにイライラしはるんよ。
「なんでこんな簡単な問題も分からへんのや!」「さっきも言ったやろ!」って、すぐに怒鳴り散らすんよなぁ。
こんなん、お父ちゃんのプライドを満たすための「指導ごっこ」でしかないんよ。
迎えた最悪の結末
「親の代理戦争」と「理不尽な熱血指導ごっこ」のダブルパンチで逃げ場を失ったその子はな、プレッシャーで夜も眠れんようになって、秋以降の北辰テストの偏差値もズルズルと落ちてしもたんよ。
結局、お父ちゃんのゴリ押しで無理やり実力より上の県立校を受けさせられたんやけど……結果は、不合格やわ。
滑り止めの私立に行くことになったんやけどな、合格発表の後、その子、悔しがりもしなかったんよ。
ただただ、虚無の顔して「べつにどーでもいい」ってポツリとこぼしたらしいわぁ。
高校に入学しても、勉強へのやる気なんか完全に失ってしもうて、成績は底辺を這いつくばっとるんやて。
これ、親がエゴを押し通した結果の、リアルな悲劇なんよ。
お母ちゃん、あなた自身は「異常」になってへん?
さて、ここまではお父ちゃんの暴走について話してきたけどな。
「うちの旦那もほんまに困るわぁ」って頷いてるお母ちゃん、ちょっと待ってな。
お父ちゃんを責める前に、お母ちゃん自身が「異常な過干渉」になってへんかどうか、一回自分の胸に手を当てて省みる必要もあるんよ。
実は、お母ちゃんの無意識の過干渉が、子供とお父ちゃんの両方を追い詰めてるケースもめっちゃ多いんやわぁ。
自分が異常かどうか、この3つのポイントで見分けてみてな。
自分が異常かどうかの見分け方(チェックリスト)
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子供の成績=「母親としての自分の評価」やと思い込んでへん?
ママ友の噂話とか「よそ様の子」と比べて、「〇〇くんはA判定やのに、なんでウチの子は…」って焦ってへん?子供の偏差値は、お母ちゃんの通知表やないんよ。
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子供のスケジュールを「分単位」で管理してへん?
「今スマホ何分見た?」「休憩長いんとちゃう?」って、まるで監視カメラみたいに子供を見張ってへんか?子供からしたら息が詰まるわぁ。
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模試の判定を見て、子供より先に泣いたり怒ったりしてへん?
D判定を見てお母ちゃんが取り乱したら、子供は「自分の成績でお母さんを悲しませてしもた」って罪悪感で押し潰されるんよ。
これに1つでも当てはまったら、ちょっと黄色信号やで。
お父ちゃんのこと言う前に、まずは自分の不安を子供にぶつけるんをやめなアカンわぁ。
旦那を手のひらで転がす!お父ちゃんの「操縦法」3ステップ
夫婦揃って「異常な親」にならんために、お母ちゃんが賢く立ち回ってお父ちゃんを上手くコントロールする「操縦法」を教えるでー。
ステップ1:頭ごなしに否定せんと「関心」を歓迎する
お父ちゃんが口出してきたとき、「教え方が下手なんやから黙ってて!」って拒絶したら意固地になるだけや。
まずは「気にかけてくれてありがとう」「休みの日に勉強見てくれて助かるわぁ」って、関心を持ってくれたこと自体をふんわり受け止めるんよ。
ステップ2:お父ちゃんを「後方支援」に回す
これが一番大事!お父ちゃんを勉強の「前線(直接のママゴト指導)」から退かせて、得意な裏方作業を丸投げするんや。
- データ分析:「私立3校の過去3年間の倍率推移をエクセルでまとめて〜」
- 資金シミュレーション:「県立と私立の3年間の学費比較を作って〜」
役割を与えたら「自分も役に立ってるわぁ」って満足しはるし、子供に直接プレッシャーかけて怒鳴る時間が激減するんよ。
ステップ3:感情やのうて「数字」で話す
「子供がかわいそう」みたいな感情論は通じひんのよ。
「塾からのデータ」とか「過去問の得点率」みたいな、客観的な「数字と事実」をテーブルに出すんやで。
ビジネスライクに話せば、向こうも冷静になりはるからな。
どうしてもアカン時の「最強の奥義」
それでも「俺が教える!」「絶対にトップ校や!」って言い張って、リビングで怒鳴り散らす制御不能なお父ちゃんにはな、「第三者の権威(プロの声)」を100%利用するんよ。
ウチらみたいな家庭教師や塾の先生に、次みたいに事前にコッソリ根回しして、面談の席でお父ちゃんにガツンと言ってもらうんや。
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志望校のゴリ押しには:「お父様、今の埼玉の受験は昔とは全く違います。客観的なデータや本人の適性を考慮してみませんか?」
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ママゴト指導には:「親御さんが直接教えると、どうしても感情的になってしまい子供の自己肯定感が下がります。思春期ですし。指導は我々プロに任せて、家では安心できる環境を作ってあげてください」
身内(お母ちゃん)の正論は聞かへんくせに、専門家からの「論理性」や「厳しい言葉」にはコロッと従うのが父親っていう生き物なんやからなぁ。
まとめ:受験の主役は子供やで
受験するのは親やない、子供やで。
親御さんが自分の理想や不安を押し付けて、子供の「ここに行きたい」って気持ちを摘み取ったり、家での安心感を奪ったりする権利なんか、どこにもないんよ。
ちょっと手厳しいこと言うてしもたけど、これが現実や。
親は黙ってお金出して、温かいご飯作って、本人が決めた道を一番後ろからニコニコ応援するだけでええんよ。
それが最高のサポートやで。
子供が安心して戦える陣地を作ったってなー!



