10月31日(土)の個別相談会は、定員が増やされました。浦和麗明高校の公式サイトに、10月10日付で「10/31(土)個別相談会を増枠します」というお知らせが出ています。
「浦和麗明は、個別相談会に行かないと受けられないの?」「併願で受けるだけなら、延納はできるの?」。さいたま市浦和区にある浦和麗明高校を候補に入れたご家庭から、こうした質問が出やすい理由は、入試の仕組みにあります。推薦入試の書類の一つである推薦書は、個別相談会で手渡されるからです。
この学校で最初に動くのは、個別相談会の予約と、推薦で受けるか一般で受けるかの見きわめです。推薦の併願には、延納金10,000円を1月27日(水)15時までに払うと、入学金の支払いを3月9日(火)12時まで延ばせる仕組みがあります。類型を上げたいなら、推薦入試の出願時に希望を出す必要があります。
根拠は、浦和麗明高等学校の公式サイト(入試関連情報サイト)に載っている2027年度の生徒募集要項(PDF)と、埼玉県の令和9年度私立高校入試要項です。推薦書の受け取り方、延納の期限、類型アップ、一般入試の手続、日程と費用の順に整理します。
推薦書は個別相談会でしか受け取れない|併願の推薦でも同じ
募集要項のQ&Aには、個別相談会で出願書類の一つである推薦書を手渡している、と書かれています。したがって、推薦入試を希望する場合は、個別相談会に参加する必要があります。一般入試なら、参加の有無は問われません。ただし、入学後に困らないよう、説明会への参加は勧められています。
「併願で受けるだけだから、相談会は行かなくていい」と考えやすいのですが、併願の推薦入試でも推薦書は必要です。推薦の併願を考えている家庭ほど、相談会を後回しにしにくい学校です。
学校推薦と自己推薦の違い
- 学校推薦:中学校長からの推薦。中学3年の1学期または2学期の成績(内申)で判断される
- 自己推薦:浦和麗明が定めている推薦基準で判断される
自己推薦の「基準」の具体的な数字は公表されていません。基準を知る場は、個別相談会です。確約という仕組みそのものを整理したい方は、こちらの記事を先に読んでおくと理解しやすくなります。
→ 内申・北辰の確約基準一覧【2027年入試】埼玉私立の学校別
学校推薦の土台になるのは、中3の2学期までの成績です。2学期の期末テストと提出物がそのまま推薦書の材料になるので、内申があと少し足りないときの考え方は、こちらの記事が参考になります。
→ 中3の2学期で内申点は上げられる?提出物とテストの4つの工夫
相談会は増枠されることがある
10月31日(土)の個別相談会は増枠されました(公式サイト「10/31(土)個別相談会を増枠します」・2026年10月10日掲載)。9月19日(土)の学校説明会についても、「9/19(土)に学校説明会を増枠します」というお知らせが出ていました。
予約は、予約システム「プラスシード」から行います。2026年10月21日の公式サイトのお知らせによると、予約システムに世界的に公表された脆弱性が見つかり、同日20時30分から予約が一時停止されました。再開予定は10月22日(木)の午前5時ごろ、不正アクセスや情報漏えいは確認されていない、とのことです。11月以降の個別相談会の日程は、公式の資料に具体的な日付では載っていないので、予約画面を開いて、現在の日程と空き状況を直接見るのが確実です。
相談会で聞く7つのこと
推薦書を相談会で受け取る以上、聞きたいことは前もって書き出しておくと、短い時間でも中身のある話ができます。
- 自分の成績(通知表・北辰テストの結果)で、どの類型の推薦書がもらえそうか
- 学校推薦と自己推薦の、どちらで出すのが適切か(自己推薦の基準の具体的な内容)
- 奨学生制度の対象になりうるか、申請や面談の進め方
- 推薦で類型アップ(スライド合格)を希望する場合の、出願時の手続と判定の目安
- 推薦の併願で延納する場合の、延納金の払い方(1月27日15時まで)と入学手続の流れ
- 一般入試の併願で、3月9日12時までに何をどう払うか
- 入学後の学級編成試験(類型アップチャレンジ)の時期と内容
通知表の写しや北辰テストの成績表を持って行くと、話が具体的になります。保護者だけで参加できるかどうかは、予約の案内で見てください。相談会での親の話し方や態度は、こちらの記事にまとめています。持ち物の目安もあわせて読めます。
→ 私立高校の個別相談、持ち物は何を用意する?|通知表と成績表
推薦の併願は1月27日15時が延納の期限|合格発表から3日足らず
推薦入試の併願(併願①・併願②)の合格者は、WEB上で延納手続(延納手続金10,000円)を行います。2027年度は1月27日(水)15時までに支払いを済ませると、3月9日(火)12時までの「入学金支払手続」で、入学手続を延ばせます。延納手続はWEB上なので、来校は不要です。来校手続は3月9日(火)9時〜15時で、WEBで支払いを済ませてから15時までに来校します。定められた期間内に入学手続が終わらないと、合格が取り消されます。奨学生の合格者も、延納金は必要です。延納金と入学金は、返金されません。
推薦の合格発表は1月24日(日)の午前11時からです。そこから1月27日(水)15時までは3日足らずなので、結果を見てから動くのでは遅くなります。延納金の1万円を、事前に家計の予定に入れておきましょう。なお、埼玉県外の公立高校を受験して合格発表が3月9日(火)以降になる場合は、2月12日(金)15時までに学校へ連絡するよう書かれています。
推薦の単願は延納ではなく、入学金支払手続(WEB)が1月27日(水)15時まで、来校手続が1月28日(木)・29日(金)の9時〜15時です。
同じ小松原学園の叡明とは、日程も仕組みも別
浦和麗明高校と叡明高校は、同じ小松原学園が運営しています。公式サイトも同じドメインにあり、書き方がよく似ています。ただ、2027年の県の要項を見ると、推薦の試験日は同じ1月22日・23日でも、一般入試は叡明が2月1日、浦和麗明が2月3日と異なります。募集人員も、叡明が3コース合計520人、浦和麗明は320人です。両方を併願先として並べるときは、手続の期限を混同しないようにしましょう。叡明高校の仕組みは、こちらの記事にまとめています。
類型アップは出願時の希望が先|スライド合格と3月の学級編成試験
2027年度の募集要項のQ&Aには、類型アップは「推薦入試のみ可能」で、出願時に希望をとり、入試結果によって1つ上の類型での合格発表になる、と書かれています。例えば、Ⅲ類で出願して類型アップを希望した場合、判定結果によっては特選Ⅱ類へのスライド合格となり、合格発表では「特選Ⅱ類合格」として発表されます。合格発表のあとに、合格した類型を変えることはできません。
もう一つの機会が、3月の入学説明会の当日に行われる「学級編成試験」です。入学手続のときに「類型アップチャレンジ希望調査」が配付され、希望した人だけが試験の結果に応じて類型を上げられます。単願・併願にかかわらず、中学校での学習を最後まで続け、入学に向けて力を伸ばしていくことが求められています。
スライド合格を使いたい人は、出願の時点で希望を出しておく必要があります。一般入試にはこの制度がないため、類型を上げたい場合は入学後の学級編成試験が機会になります。
一般入試は2月3日|併願に延納の手続はなく、期限は3月9日12時
2027年度の募集要項には、「一般入試併願合格者の延納手続はございません」と書かれています。一般入試の併願合格者の入学金支払手続(WEB)は3月9日(火)12時まで、来校手続は同じ日の9時〜15時です。一般入試の単願は、入学金支払手続が2月9日(火)12時まで、来校手続が2月12日(金)の9時〜15時です。
推薦の併願と違って、延納金を払う手続がそもそもありません。その代わり、入学金235,000円を3月9日の正午までに払うかどうかを決める形になります。公立高校の合格発表は3月5日なので、発表から期限までは4日あります。手続の中身で不明な点があれば、電話(048-885-8625)か個別相談で聞いてください。
さいたま市の私立と並べた、手続期限と延納
浦和麗明と、同じさいたま市にある学校を並べました。数字は、それぞれの学校の記事で募集要項から整理したものです。
- 浦和麗明(この記事)(さいたま市):試験日 1/22・1/23・2/3/併願の手続の最終期限 3月9日12時(WEB支払い。来校は同日15時まで)/延納に必要なお金 10,000円(推薦併願。1月27日15時までに納める)
- 埼玉栄(さいたま市西区)は、試験日が1月22日・23日・25日です。手続の最終期限は3月8日(書類の期限・消印有効)で、延納に必要なお金は10,000円です
- 浦和学院(さいたま市)は、試験日が1月22日・23日・24日と、一般の1月30日です。延納した場合の最終期限は3月8日17:00で、延納金10,000円は2月3日までに納めます(一般入試は延納手続き不要)
- 浦和実業(さいたま市南区)は、試験日が1月22日・23日・24日です。手続の最終期限は3月5日16時で、延納に必要なお金は20,000円です
4校のうち、手続の最終期限がもっとも早いのは浦和実業の3月5日16時、もっとも遅いのは浦和麗明の3月9日12時です。浦和麗明は、延納金10,000円の期限(1月27日)が合格発表の3日後と早い代わりに、残りの入学金は公立の発表から4日後まで待てます。浦和実業のように、公立の発表日と同じ日が期限になる学校と組み合わせると、3月5日から9日にかけて期限が続くので、日付と時刻を並べて整理しておくと動きやすくなります。
日程・出願・試験の中身|2027年度の募集要項から
試験日と合格発表日は、県の入試要項に載っているものです。発表の方法は、どの回もインターネットです。
推薦入試:単願・併願①
- 試験日:2027年1月22日(金)
- 合格発表:1月24日(日)。インターネットで確認する
推薦入試:併願②
- 試験日:2027年1月23日(土)
- 合格発表:1月24日(日)。インターネットで確認する
一般入試
- 試験日:2027年2月3日(水)
- 合格発表:試験当日の2月3日(水)。インターネットで確認する
推薦の合格発表は、日曜日の1月24日の午前11時からです。一般入試の発表は、2月3日の午後4時からです。どちらもWEBでの発表だけで、合否に関する電話での問い合わせはできません。
出願と手続の流れ
- 出願方法:すべてWEB出願。入力したあとに書類を印刷し、簡易書留で郵送する。学校の窓口では受け付けない
- 推薦入試(単願・併願①・併願②):WEB入力は2026年12月1日(火)〜2027年1月8日(金)。出願書類の郵送は1月6日(水)〜1月12日(火)の消印有効
- 一般入試(単願・併願):WEB入力は1月9日(土)〜1月28日(木)。出願書類の郵送は1月25日(月)〜1月29日(金)の消印有効
- 受験料:25,000円。クレジットカード、コンビニ、ペイジーで決済し、一度納めると返金されない
- 提出書類:入学願書(WEB入力後に印刷)、調査書、推薦入試では学校推薦書または自己推薦書も。角2封筒は各自で用意する
- 顔写真:縦4cm×横3cm
試験科目と面接
- 科目:国語・数学・英語の3教科。各45分で、マークシート方式
- 出題の範囲:中学校学習指導要領に準拠した試験範囲
- 面接:単願の受験者だけ(推薦の単願、一般の単願)。午前に筆記試験、午後に面接試験で、昼食の準備が必要。志望動機や、中学校で努力したことを中心に聞かれる
- 集合時刻:どの試験日も9時に集合する
- 書類審査:どの区分でも調査書などの書類審査がある
理科と社会は試験にありません。併願で受ける場合、面接はなく、筆記試験と書類で判断されます。自己推薦や奨学生の基準が見えない以上、合否を動かせるのは、国語・数学・英語の当日の得点です。
試験当日に受けられなかったとき
推薦入試の当日に、インフルエンザなどの感染症にかかったり、不測の事故に巻き込まれたりして受験が難しくなった場合は、必ず浦和麗明高校に連絡するよう、2027年度の募集要項のQ&Aに書かれています。振替受験ができます。振替の日程は、募集要項には書かれていません。学校に問い合わせてください。1月の試験日は、1年でいちばん体調管理に気を使う時期です。学校の連絡先(048-885-8625)と、中学校への連絡の流れを、前もって家族で話しておきましょう。
基本情報・奨学生・学費
さいたま市浦和区にある共学の普通科で、県の入試要項と学校の募集要項から確認できた内容は次のとおりです。
- 学校名:浦和麗明高等学校(全日制課程・普通科・共学)
- 所在地:埼玉県さいたま市浦和区東岸町10-36
- 電話番号:048-885-8625(入試に関する問い合わせ)
- 入試の種類:推薦入試と一般入試
- 運営する学園:小松原学園(叡明高校と同じ学園)
- コースと募集人員:特選コースⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類で合計320人(県の入試要項)
県の要項の浦和麗明の欄には、内部進学者を含むという注記は付いていません。コースは1つで、その中がⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類の3つの類型に分かれています。類型ごとの募集人員は、県の要項には載っていません。
奨学生制度と入学金給付制度
- 奨学生制度:特選コースⅠ類・Ⅱ類を志望し、人物と学業成績が良好な生徒には、書類選考のうえ、小松原学園奨学金の規定に基づき、学納金(入学金・施設設備費・環境維持費)に相当する額の奨学金が支給される。資格は年度ごとの更新制
- 入学金給付制度:浦和麗明・叡明の卒業生、または在校生の弟・妹にあたる受験生には入学金が給付される。出願時に「弟・妹証明書類」を出さないと適用されない
- 兄弟姉妹で同学年に入学した場合:1人分の入学金が入学後に返金される
奨学生に選ばれる人数や成績の基準の数字は公表されていません。該当しそうな家庭は、個別相談で担当の先生に聞くのが確実です。
学費の目安
入学金は235,000円です。ほかに施設設備費、環境維持費などがかかります。募集要項には、年度初め(4月下旬)に授業料以外の学費を全額一括で納める、と書かれています。授業料は授業料無償化の対象のため納入は不要ですが、入学後に申請の手続きが必要です。補助の額は世帯の年収で変わり、埼玉県外在住の場合は支給の範囲も変わります。学費の表には「2026年度現在のもの」「変更になる場合もある」と添えられています。制服などの必須購入品、修学旅行の積立なども別にあります。実際の金額は、学校に問い合わせて確かめてください。
まとめ:浦和麗明は「推薦書」「延納の期限」「類型アップの希望」の順に動く
浦和麗明高校の2027年入試について、この記事の要点は次のとおりです。
- 募集人員は、県の要項で特選コースⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類の合計320人
- 試験日は、推薦(単願・併願①)が1月22日、推薦(併願②)が1月23日、一般が2月3日。推薦の合格発表は1月24日、一般は2月3日で、いずれもインターネット
- 科目は国語・数学・英語(各45分、マークシート)。面接があるのは単願の受験者だけ
- 推薦入試は、個別相談会で受け取る推薦書が必要。一般入試は、相談会への参加は問われない
- 推薦の併願は、延納金10,000円を1月27日(水)15時までに払うと、入学金の支払いを3月9日(火)12時まで延ばせる。一般入試の併願に延納の手続はない
- 類型アップは、推薦入試なら出願時に希望してスライド合格の判定を受けられ、3月の入学説明会当日の学級編成試験でも挑戦できる
- 出願は、推薦がWEB入力12月1日〜1月8日(書類郵送1月6日〜1月12日)、一般がWEB入力1月9日〜1月28日(書類郵送1月25日〜1月29日)。受験料は25,000円
時期ごとの動きは、次のようになります。
- 11月:予約システムで個別相談会の日程と空き状況を見て、参加する日を決める。上の「聞く7つのこと」を質問メモにして、通知表と北辰テストの成績表を持って行く。併願校の入学金・延納金・手続の締切を、紙に並べて書いておく
- 12月:推薦のWEB入力が12月1日に始まる。メールアドレス、決済方法、写真を用意し、調査書を頼む時期を担任の先生に伝える。推薦書を受け取ったら、書かれている類型を見る。単願か併願か、どの回で受けるかを決める
- 1月:22日・23日が推薦の試験、24日が合格発表。併願で延納するなら、27日(水)15時までの延納金を家計の予定に入れておく。一般に回る場合は、2月3日の試験日と出願期間(WEB入力1月9日〜1月28日)を見る
- 3月:入学説明会と学級編成試験の予定を見て、9日(火)12時までに入学金を払う
日程と手続は、2027年度の生徒募集要項(公式サイト掲載)から確認した内容です。学費の表は2026年度現在のものと書かれています。予約や出願の前に、浦和麗明高校の公式サイトで現在の情報を見てください。
この記事で確認した資料
- 埼玉県「令和9年度埼玉県私立高等学校入試要項」(2026年9月11日掲載・2026年10月22日確認)
- 浦和麗明高等学校 入試関連情報「募集要項(2027年度)」(2026年11月7日確認)
- 浦和麗明高等学校「生徒募集要項」(学校トップページのPDF・表紙は2026年度)(2026年10月22日確認)






